「最近髪の毛のボリュームが気になってきた。」
「昔に比べて増毛サロンの敷居が低くなった気がする。」
若い世代の人でも本格的に増毛サロンでの増毛を考えている人が増えてきています。
しかし一番気になるのはやはり増毛料金。
技術的に大差がないのであれば、料金と費用対効果を比較して、自分の生活レベルにあった増毛サロンを選びたいですよね?
今回は増毛サロン大手の<アデランス>と<スヴェンソン>の月額、年間費用の違いを比較して、どっちが安くコスパが良いのかを検討していきます。
アデランスとスヴェンソンの増毛方法の違い
基本的な増毛方法の技術には、両社に大きな差はありません。
どのような増毛技術があるのか、具体的に比較してみます。
なお今回は増毛に焦点を当てているので、スカルプ(育毛)のコースについては省きます。
アデランスの増毛方法
増毛
自身の毛髪に人工毛を結びつけて増やす増毛方法です。
自髪を活かしながら増やしたい場所に増やしたい本数だけピンポイントで増毛ができる方法で、「バイタル EX」 と呼ばれています。
初めて増毛を行う人や、薄毛の進捗状況があまり進んでいない人・手軽に増やしたい・生え際だけが気になっているという人におすすめの増毛方法です。
新増毛・ヘアシステム
45年の技術とノウハウが詰まった本格的な増毛方法です。
いわゆるウィッグと呼ばれるもので、オーダーメイドで一人一人に合った髪質・髪色・くせ毛まで再現します。
一昔前までの「かつら」というイメージとは全く程遠い技術に変わっています。
二次元を超えたリアルさと自然さで、着用したまま日常生活を送ることができます。
部分的に気になるところだけカバーする商品や、少しずつ目立たず段階を踏んで増やしていく方法も選択できます。
スヴェンソンの増毛方法
エクステ増毛
自分の髪一本一本に人工毛をくくりつけていく増毛方法です。
特許技術によって自毛に負担をかけず、自然なボリュームを再現する方法で「マイヘアプラス」と呼ばれています。
部分的に増やしたい人にオススメの方法で、気になるところをピンポイントでカバーすることができます。
ウィッグ増毛
編み込み式増毛方法で、自毛との区別がつかないような自然な仕上がりで心地よくフィットするウィッグタイプの増毛方法です。
メッシュ・ネット・ ラインなど、 利用する人の薄毛の状態や生活習慣に合わせて様々なラインナップから選択することができます。
エクステ増毛に比べて全体的に毛量を増やしたい人におすすめの増毛方法です。
ドイツで育まれた特許技術を駆使していて、激しいスポーツやシャンプーなどを行っても問題はありません。
名称が違うだけで、アデランスもスヴェンソンも基本的な増毛方法に違いはありません。
部分的に増やすか?全体的に増やすか?の2種類のどちらかの方法になります。
従来の増毛と大きく違うところは、装着したまま日常生活を送れることです。
自毛と混ぜ合わせながら自然な仕上がりが実現するので、至近距離で見ても増毛がバレることはほとんど ありません。
アデランスとスヴェンソンの料金の違い
ここからは2社の増毛方法の料金の違いを比較していきましょう。
アデランスの増毛の料金
ピンポイントの増毛方法
・ バイタル EX NEO 90000円(税抜き)~
販売単位 1500本 取り付け料金 250本につき1000円(税抜き)
・バイタル EX マイクロリターン 138000円(税抜き) ~
販売単位 3000本 取り付け料金 300本につき1000円(税抜き)
・バイタル EX ファーストライン 70000円(税抜き)~
販売単位 6000本 取り付け料金 250本につき100円(税抜き)
・バイタル EX スパイダー 180000円(税抜き)~
販売単位 1システム 取り付け料金 3200円(税込み)
連続装着タイプの増毛方法
・スモールサイズ(64~200㎠) 年間初期費用 174000円(税抜き)
・ミディアムサイズ(201~380 ㎠) 年間初期費用 226000円(税抜き)
・ラージサイズ(381~676㎠) 年間初期費用 278000円(税抜き)
定額制の費用で、各タイプに応じた回数の無料メンテナンスも付いています。
また2年目以降は継続割引が適用されます。
メンテナンス不要の買取プランも用意されています。
・メンズアデランス(50㎠~) 170000円(税抜き)~
・ヘアパーフェクトワールド(100㎠~) 218000円(税抜き)~
スヴェンソンの増毛の料金
エクステタイプの増毛方法
・マイヘアプラス 1回600本~ 20000円(税抜き)
ウィッグタイプの増毛方法
・メッシュスタイル 月々20000円(税抜き)
・ネットスタイル 月々20000円(税抜き)
・ライン スタイル 月々9400円(税抜き)
・ヘアラインプレミア 月々42000円(税抜き)
上記に挙げた金額は、毎月の継続費用の料金です。
初期費用は初年度のみ別途支払う必要があり、
・メッシュスタイル 10万円(税抜き)
・ネットスタイル 10万円(税抜き)
・ラインスタイル 5万円(税抜き)
・フェアラインプレミアム 10万円(税抜き)
※契約月数が長いほど料金は変動します
さらにスヴェンソンは、アデランスでは年間料金に含まれているメンテナンス料金を毎月別に支払う必要があります。
プランにもよりますが毎月かかるカットやシャンプーの料金は4000~12000円(税抜き)です。
アデランスとスヴェンソンの増毛はどちらが得か?
ピンポイントで少量の増毛を行いたい人にはスヴェンソンの増毛が、本格的な増毛を行いたい人はアデランスの方が、費用対効果が高くなります。
具体的に見ていきましょう。
アデランスで一番スタンダードのピンポイント増毛・バイタルEX NEOの 一本あたりの増毛料金は、60円です。
スヴェンソンのピンポイント増毛は、最大600本の増毛で2万円なので一本あたり33円です。
アデランスのピンポイント増毛でもう少し安い、バイタルEX マイクロリターンでも一本あたりの増毛料金は46円なので、ちょっとだけ増やしたい人にとってはスヴェンソンの方がお得になります。
しかしここで一つ注意点があります。
一度の施術で増やすことができる増毛の量は、アデランスの方が多いということです。
スヴェンソンのピンポイント増毛の本数は、公式サイトでは<200~600本>と表記されていることから、頭皮の状況によっては一度に増毛できる本数が600本に満たない時も想定に入れなくてはいけません。
それでも一度の施術料は2万円なので、最終的に自分が希望する毛量に達した時にトータルでかかった金額にはアデランスとスヴェンソンでは大きな差がなくなることが考えられます。
続いて、本格的な増毛方法であるウィッグの料金について比較してみます。
アデランスもスヴェンソンも、定期メンテナンスが必要なウィッグは年間定額制をとっています。
今回はアデランスのミディアムサイズと、スヴェンソンのネットスタイルで比較してみます。(自髪を活かしながら行う増毛方法が一番近い技術だからです)
アデランスの初年度の年間費は、226000円です。この中に毎月のメンテナンス費用も含まれています。
スヴェンソンの月額料金は2万円。
これに12ヶ月をかけると、24万円。さらに月6000円前後のメンテナンス費用が毎回かかってきます。
さらに初年度だけではありますが着手料金として10万円がかかります。
スヴェンソンには契約する月数が多いほど月額にかかる料金が優遇されるプランもありますが、2年目以降になっても年間トータルすると7万円以上の開きがアデランスとはあります。
本格的な増毛を行いたい人はアデランスの料金の方が、圧倒的に費用対効果が得られます。
アデランスとスヴェンソンの増毛体験の費用の比較
無料体験で雰囲気をつかめるコースも、しっかりと決められた本数を体験できるコースも両方用意されているのは、アデランスの方です。
実際にどの増毛サロンに通うかは、実際に施術を受けて技術の差を体感したり、サロンの雰囲気を確認してみないと決められないものですよね。
最後にアデランスとスヴェンソン、それぞれのお得な増毛体験の料金を比較していきます。
アデランスの体験コース
アデランスでは無料のバイタルEX スパイダーのお試し体験がありますが、こちらは体験をその場で取り外す必要があります。
ただし無料なので、装着感やサロンの雰囲気を確認するためであれば十分目的を達成させることができると思います。
日常生活での支障をしっかりと確認したい人は、増毛1000本で9600円(税込み)という体験コースがあります。
一本あたり9.6円で体験ができる、とってもお得な体験コースです。
スヴェンソンの体験コース
スヴェンソンでは編み込み式の増毛方法を、90分~180分無料で行うことができます。
増毛体験には頭髪のカウンセリングなども含まれるので、実際に180分でどの程度の増毛が可能なのかは個人差があると思います。
装着した増毛はそのまま日常生活で試してみることができるので、せっかくの無料体験を試してみる価値はあります。
今回はアデランスとスヴェンソンの料金についての比較をしてきました。
体験コースからしっかりとした増毛を格安で行うことができるアデランスの方が、かなりお得な印象を受けました。
ピンポイント増毛では、一本あたりの単価はスヴェンソンの方が安いですが、一度に増毛できる本数の見通しが利用者側にはできないので、最低でも〇〇本は増やすことができるというはっきりとした確証が持てるのはアデランスの方です。
本格的な増毛に関しては、毎月のメンテナンス料金のことを含めて考えると、圧倒的にアデランスの方が費用が安くなります。
かつら業界の老舗として培った技術が、高い費用対効果を実現しているのかもしれません。