スケルトンとは ABOUT SKELETON
スケルトンQ&A
どのように競技は行なわれますか?
滑走タイムの善し悪しは、
1.スタートダッシュ(スプリント)の速さ
2.コースのライン取り
3.空気抵抗の少ない滑走フォーム
で決まります。ソリを操作するハンドルやブレーキはついていませんから、操作は重心移動やつま先での舵取りによって行ないます。そのため、わずかな操作ミスが命取りとなります。
2回ないし4回滑った合計タイムで順位を争い、タイムは100分の1秒まで計測されます。
滑走順が早いほどコースの氷の状態が荒れていないので有利となります。このため、スタート順を決めるためのシードシステムが採用されています。
スケルトンで使うソリのつくりを教えてください。
スケルトンのソリは、ランナー(滑走部分)とシャーシ(車体)、それからソリの両脇にあるグリップ、これだけで出来ています。ブレーキはついていません。ゴールした後、選手は手のひらをブレーキ代わりにして速度を落とします。
ソリには重量制限があり、男子は43kg、女子は35kg以下、またソリ+選手の総重量は男子115kg、女子92kgを超えてはならないとされています。ただし、選手を含めて115kgを超えるときは、ソリは男子33kg以下、女子は29kg以下とされています。
ソリの長さは80cm〜120cm、ソリの高さは8cm〜20cm、ランナー中心から反対側のランナー中心までは34cm〜38cm。そのほかにも各部の材質や形状についての細かい規定があります。
選手はコースによって、また天候に応じてソリを調整してレースに挑みます。
競技の時、どんな用具を身に付けますか?
ヘルメット(ダウンヒルスキー用が多い)、身体にぴったり合うレーシングスーツ、スパイクシューズ(陸上競技用スパイクでピンの長さ7ミリ未満、本数8本未満)、グローブ、エルボーパットです。身に付けるモノは伸縮性と空気抵抗を考慮します。
腹ばいになった目線の高さはどれくらいですか?
氷上約10cmいわれています。地面にとても近いので、体感速度は実際の速度以上。非常にエキサイティングです。
どんなコースで競技をするのですか?
全長は1200〜1500mほど、最大傾斜15度、標高差120m程度の氷のコースです。ここを約50秒で滑降していきます。
途中にはS字カーブやヘアピンカーブなど何種類ものカーブがあるので、コースのライン取り、微妙な体重移動でのソリ操作が勝敗を分けるといわれています。
越選手のライン取りの上手さには定評があり、「越ライン」と呼ばれています。
日本国内にコースはありますか?
1998年の長野オリンピックのときにボブスレー・リュージュ会場として造られた「長野市ボブスレー・リュージュパーク」(通称「スパイラル」)が日本で唯一の競技施設となります。ちなみに世界最南端に位置しています。
ここはアジア初の人口冷却装置を備えたコースです。自然環境に考慮(なるべく地形を活かす)して建設されたため、コース途中に二箇所の上り坂が設定されています。
スパイラルは、文部科学省のナショナルトレーニングセンターに指定されました。夏季はレールの上を滑走するプッシュスケルトンの施設を使ってトレーニングできます。
